最近のキューバ音楽事情 -1-
やらなきゃいけない仕事があると、ついyoutubeなどを見て逃げてしまうこのクセ・・・
こうして時間が過ぎていって後でものすごく焦ってばかり。
東陽町にあるホテルイースト21で現在公演中のキューバ人アーティスト、リノに昨日会い、
彼の活動や最近の音楽事情についてちょっと話してきた。
公演内容についてはコチラを参照してくださいな。
リノ・ロレス(ギター)は、トラディショナルなキューバンにちょっとモダンな雰囲気をミックスさせたグループ、トラヘ・ヌエボなどを経て、現在はコンフシオン(.comFUSIONと書くそう)のリーダー。
バンド活動以外にもソロで大忙しで、スタジオ・ミュージシャンとして多忙を極めてるそう。
(キューバにいながら仕事が忙しくてたまらないって、かなり恵まれてる。)
オマーラ・ポルトゥオンドのアルバムにも参加してるあたり、すごい。
あと、トニー・アビラとも多く共演しているそう。
トニー・アビラはソン~トローバ系の歌手で、最近けっこう人気みたい。去年スエナ・クバーノリーダーとして来日もしていた人です。
「La choza de chicha y chacho」
「Mi Casa.cu」(音がやけに小さいですが・・・)
トニー・アビラ&リノ・ロレス
「No me destierres」
.comFUSIONのPVです。
要するに、最近のキューバは以前のような音をギュウギュウにつめまくってたたみ掛ける超グルーヴィなサウンドはあまりウケていない様子で、YUSAとかInteractivoのように、キューバ音楽を踏襲しつつ、ジャズやファンク、ブラシルなどの要素をミックスしたような音楽か、またはバリバリのレゲトンか、それか、ロックやポップスのようなキューバっぽくない音楽に嗜好が散らばっているみたいで、若者たちはティンバとかサルサとかから離れつつあるのが現状みたい。
トニー・アビラとかのようにトローバやソンを基盤にして、それを若い人にもウケるようにモダンな要素を取り入れるっていう路線のグループが増えたらいいけどね・・・
ちなみに、あの伝統音楽の御大エリアデス・オチョーアまで時代に流されてラップしちゃってるのがおかしい。
La Fres-K featuring Eliades Ochoa
キューバ人っていくつになっても革新しようとするからオモシロイ。
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