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2010.09.23

キューバ音楽の歴史

なんか実質的にも気持ち的にも慌ただしくてすっかりブログから遠ざかり気味。


ようやくラテンビート映画祭に行ってきた。(近いのにうっかりしてて今日まで一本も観ていなかった。)
絶対欠かしたくなかった『キューバ音楽の歴史』
Cuba
5本立てのドキュメンタリーなんだけど、そのうちの『キューバ・ジャズへの眼差し』と『フィーリン(気持ち)を込めて:昔と今のメイン・シンガー』の2本を上映。他の3本も観たかった!どっかでいつか入手できないのかな。
ジャズは大好きなミュージシャンの面々が立て続けの出てきたので興奮して思わず鳥肌立ちっぱなしって感じで観てしまった。チューチョ・バルデスやボビー・カルカセスといったキューバンジャズ界巨匠の語りの他、高名な音楽学者ダニーロ・オロスコなどが登場。
彼が語る「キューバ東部地方にある素晴らしい音楽で、誰も知らないジャンルがある・・・それがネンゴンだ。」彼は東部のソンの源流について研究する第一人者。素敵なセリフだ。

リリー・マルティネスがネンゴンのフレーズをジャズに取り入れているという興味深い話。しかも東岸にあるバラコアという田舎の港町で、ブルースを演奏しているシーンまで観ることが!

1時間以内でキューバンジャズの歴史をザッと網羅していたので、興奮はもちろん、けっこう参考にもなった。タタ・グイネス、アンガー、フラン・エミリオ、アルトゥーロ・サンドゥバル、エミリアーノ・サルバドール、リリー・マルティネスetc...どの場面も目が離せない、要点を上手くついた出演者たちだった。

ところでチューチョ・バンドのコンガを務めるジャロルディーがけっこう語りで活躍していたのにはちょっと驚いた。若いのにすでに大物っぽく扱われてるということだろうか。

それからチューチョが才能のあるピアニストを述べている中に、ロランド・ルナも登場。彼の演奏をよーく聴きたい方は『ハバナ・ジャム・セッション』を聴いて下さい!ちなみにロランドは、『フィーリンを込めて・・・』でもミリアム・ラモスとのデュオで大活躍。

『フィーリン・・・』の方では、後半はトイレを我慢しながら観ていたので集中力に欠けてしまってあまり楽しんで見られなかったけど、フィーリン界を代表するセサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルスやホセ・アントニオ・メンデスなどの歌や映像がたっぷり!
サブちゃんみたいな容姿のアンヘル・ディアス氏も!彼の十八番といえばフィーリンの名曲「ロサ・ムスティア(しおれたバラ)」。
以前彼の自宅にインタビューで伺った時、もう十分!お腹いっぱい!という位、自分が歌った「ロサ・ムスティア」のテープを聞かせてもらったことがある。彼の自宅には大勢のフィーリン歌手が夜な夜な集っては歌っていたらしい。想像するだけで素敵な光景だ。

後半にセスト・センティードが登場してきたんだけど、あのオマーラ・ポルトゥオンドなどが所属していたクアルテート・ダイーダ以上に大きく取り扱われていたのがちょっと意外だった。センス良いサウンドだから好きなんだけど。

ともあれ、海外で今ひとつ大々的に取り上げられることが少ないフィーリンの素晴らしさを伝える、貴重な映像だったので勉強になりました。

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