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2010年8月

2010.08.28

イランへberim

旅行の準備で非常にバタバタしちゃったけどようやくなんとかまとまりました。

日本に住んでる外国人の里帰りってお土産が膨大になってしまうので、普通の海外旅行とは逆パターンになる。

日本人の海外旅行
行きは自分の身の回りの物 → 帰りはすごい量のお土産!

外国人の里帰り
行きは家族や親せき、友人たちへのお土産や、日本在住のその国の友人・知人などから預かった多くの衣類や電化製品でスーツケースのほとんどはお土産が占領 → 帰りは意外とスッキリ。


日本在住のキューバ人なんか、ホント驚きの量の荷物!!!だもん。それに比べて私たちのなんて小さい、小さい。

よりにもよってラマダン中なので、郷に従って頑張ってみてダイエットしようかな・・・(夜食べてしまうから逆に太るとも言われてるが・・・)

帰ったらイランの近況報告します!

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2010.08.27

果たしてモノは必要なのか!?

17年以上ぶりにスペインに住む従姉に会った。スペインのクラシックピアノを勉強するためにマドリッドに渡った彼女は、その後クラシックギター奏者と出会い結婚。可愛い一人娘が生まれ、スペインに永住することになったが、悲しいことに旦那さんが先日亡くなってしまった。

従姉といっても、田舎の家系なので随分年は離れていて、その娘は今度から大学生だという。私が会った時はまだ赤ちゃんだったからもちろん私のことは覚えてない。

今回は、秋に大学が始まる前の夏休みを利用して日本を訪れた二人。


新宿で会ったんだけど、スペイン時間で生活している二人にとって東京の人混みに疲れてる様子。この暑さとこの人の多さには私もウンザリだし、その気持ちはよく分かる。

それと二人が言ってたのが、「マドリッドは田舎だからね~。東京のモノの多さにビックリ!でも、こんなにモノって必要なのかしら・・・」

確かに、日本はどんなモノでも簡単に入手できるし、困ることはない。電車の時間だってなんだってものすご~くスムーズで、この便利さは世界一なんじゃないだろうか。

だからといって、電車に乗ってる人を見ると、誰も言葉を発っすることもなくずうっとケイタイをいじってるだけ。しかも顔は無表情。楽しそうに見えない。

キューバは、ものすごーく不便で、ホント困ったことだらけで何度もキレそうになったけど、その代わりにものすごーく楽しいこととかビックリすることとか面白い出会いとかが、その不便さを全てかき消してくれた。

従姉が、「日本って時間も絶対にずれないし計画がくずれることとか少ないけれど、そのせいで予定が狂った時に対処する方法が分からなくなってるんじゃないかしらねぇ。」とポツリ。

いつか日本に大きなハプニングが起こった時、この国はどうなっちゃうんだろうか。私も甘えて生きてるから全然人ごとじゃないんだけど・・・

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2010.08.23

ラテンからアフロまで最近のまとめ

ブログの更新がゆっくりペースになってきてしまった。少しずつでも継続していこう、と思いつつダメですね・・・

レゲトンの歌詞とか軽いコラムとか最近はそんなモードだったのに、久々に論文を書くことになり、奥底にしまってあったキューバの本(それが古文書のように渋くボロボロなのだ)を引っ張り出してけっこう勉強モードの日々。

で、数年前にグアンタナモのチャングイ奏者を訪ねたことを思い出し、すっかり埃をかぶってしまっていたビデオを見つけ出しました!あまりにも現実離れした映像の数々に興奮。
グアンタナモ市だって驚きの数々なのに、チャングイ発祥に深い関わりがあるエル・サルバドールという地域を訪ねた場面など、最近は日本モードだったので、なんだか自分が行ったとは思えない隔絶感を味わいながら堪能した。

ちょっとマニアックすぎるので、話を戻すことにしよう。

先日、国際フォーラムで開催中のミュージカル「イン・ザ・ハイツ」を鑑賞してきた。
In
ニューヨークのワシントン・ハイツ。ラティーノたちが大勢暮らす小さなバリオを舞台に、大きな事件はないんだけど日常的なラティーノならでは(?)な事柄が起こり、そこに暮らすラティーノたちの生き様をラテンな曲の数々で綴っていく・・・というようなもの。
ミュージカルにしては珍しいラップ、レゲトンが多用されてたのが面白い。思った以上に音楽がずっとラテンだった!
でもこれって、ラテン文化の背景を知らないで観た日本人たちにとっては共感する部分があんまりないからどのように感じるんだろう、って思いました。ブロードウェイではトニー賞を始め、数々の賞を総ナメにして注目度大のミュージカルだったようだけど、アメリカと日本との環境の差は大きいのでは。アメリカで暮らす人にとっては一旗あげようとニューヨークに進出する外国人がものすごく多いから、彼らにとっては親近感が湧いて楽しく観られるだろうけど。


それから最近観たイチオシの映画『ソウル・パワー』。これはホントにパワーみなぎる作品で素晴らしかった!
1974年、ザイールでモハメッド・アリの試合が行われることになり、それと一緒にコンサートを開こうということで、ジェームス・ブラウン、B.B.キング、ファニア・オールスターズ、セリア・クルース、ミリアム・マケバなどアメリカで暮らす黒人系大物ミュージシャンがアフリカで現地のミュージシャンと共演。その模様をドキュメンタリーにしたものなんだけど、いやあ、濃かった。

アメリカの黒人たちは故郷に帰ってライブが出来る!ということで大興奮。人種差別が激しかった70年代だけあって、モハメド・アリを始めとして人種差別批判が痛烈。

ブラック好きならずともラテン好きも必見の映画だった。最も熱い時代のファニア・オールスターズと、まだけっこう若いセリア・クルースの演奏が堪能できる。アフリカ行きの飛行機の中でファニアたちが演奏大会を繰り広げる様は最高!フルートは吹くわ、その辺の物をガンガン鳴らすわ、席を立って踊りまくるわで、飛行機揺れて壊れるんじゃないかと不安になるほど。

それから衝撃的だったのが、ザイールのダンサーたちの動き。まるでティンバ(キューバンサルサ)じゃない!というような腰のくねらせよう。さらには床に這いつくばって腰を揺らしたり、あれってキューバのライブ風景でよく見る光景。

アフロキューバというと、ナイジェリアのヨルバたちがよく知られているが(サンテリアという宗教が有名だからか!?)、実はコンゴから連れて来られた奴隷もすごく多かったらしい。そもそもコンガという楽器もカーニバル音楽コンガもコンゴに関係してるし、ルンバのルーツも音楽的にも舞踊的にもコンゴに深く関わっている。そういや、ナイジェリア系の踊りはスカートを翻らせたりと、けっこうゆったりと大きな動きが多いのに対して、激しく体を揺さぶらせたり振るわせたり腰をクネクネ・・・っていうのはコンゴ系なのでは?とふと思った。

個人的に気になったのがコレ。
サルのような、キューバのアバクアのような格好をして激しく踊る。しかも伴奏は腰蓑つけた超真っ黒!!な太鼓歌。目が釘付けだった。

こんなに熱くて濃い映画なのに、新宿は金、土の夜1回だけという少なさの上、客席もガラガラで非常にもったいなかった!!
音楽ファンならずとも絶対行くべき!

映画を観終わっても、自分がアフリカのあの現場にいたかのような錯覚に陥ること間違いないです。

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2010.08.19

MONDO★CUBA by 雑誌「スペクテイター」

Vol22
現在発売中の「スペクテイター」に、カミータ・レーベルをやってる高橋慎一によるキューバ特集が掲載されてます。

スペクテイターとは、デザイン系やちょっと尖った人たちから指示されてる、個性が強い雑誌。

ちょっとヒネったネタ志向なので、キューバ特集。

しかもこの内容、青い海!とかサルサ!とか、一般的にイメージされるキューバは全てすっ飛ばしちゃって、今まで日本人ではほとんど誰も注目しなかったプロパガンダ・アートや街角で見かけた“変な物”などに焦点を当てた面白いもの。

高橋による既刊本『MONDO★CUBA』とテーマがけっこう重なっていて、いわばその本の番外編というような記事になってます。

さすがカメラマンだけあって視点がおもしろい。

雑誌の中にある記事冒頭の写真だけど、私が長期間いた時にお世話になったアパートの踊り場!懐かしい。
これこれ。
Vol22_nakamen
マレコン(ハバナの海岸)が一望できる建物です。室内は海風がいっぱい入ってくるのでけっこう涼しい。

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2010.08.16

北京レポート

家のイラン人が北京出張中。

中国はまだ行ったことがないので、どんな所なのか電話でいろいろ聞いてるけど現地からの生情報はなんだか面白い。「行きたい場所か」と聞かれるとちょっと??な所だけど・・・

私が「外国いいな~。街はどう違う?」と聞くと

「渋滞はすごいし、道路も広いし大きい街だし、雰囲気はテヘランそっくりだ。外国行ってる気がしないよ。」

「でも、テヘランとただ一つ違う所は・・・女性がスカーフの代わりにワキ毛なんですよ。」

えっ!!!???
うーん、気になる新情報。早速、「中国人、わき毛」とググってみたら、出てくる出てくる。

「どんなに綺麗な女性がいても、わきの下を見ると幻滅ですよ。」だそうだ・・・


「それから、子供のズボンに穴が開いてる。オムツの変わりに道路でするんですよ。」

なんだか、楽しい旅情報とは対照的な感想ばかりだ。


「あと、タクシーに乗ると、運ちゃん怒るんですよ。乗車する前に行き先をちゃんと告げて、運ちゃんがOKを出すまで乗っちゃいけない。今日それで怒られて、地図を見せたけれどそのまま窓から地図を捨てられた。」

ところで、ちゃんと洗濯はできてるの?と私が聞くと

「もうシャツが残り少ないけど。あ、でも搬入の日は裸で行きましたよ。男はみんな暑いとシャツがお腹までめくれるんですよ。女性はワキ毛、男はお腹。仕事している男を見てみるとみんな裸だったから私も今日は裸で行ったよ。迎えに来た中国人が裸だったから、“あ、そうだ。洗濯の手間がなくなるし、私も裸にしよう!”と思って、今日は裸で車に乗って出勤したよ。そしたら、中国人に“Oh!! hairy!!"って言われて面白がられましたよ。」

・・・どこまでホントでどこからがウソか分からないけど、なんだかあり得ない話がいっぱいだ。
早く日本に帰りたいって言ってるけど、けっこう楽しんでいるようにも感じられる電話での会話だった。

以上、くだらない話でスミマセン。

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2010.08.13

若者たちの希望とエネルギーの発散場所は・・・『ペルシャ猫を誰も知らない』

Persia
バフマン・ゴバディ監督による問題作、映画『ペルシャ猫を誰も知らない』をようやく観ることができた。
“アンダーグラウンドな音楽”דイラン”という、大変気になるキーワードが2つ合体したこの映画、公開前からいろんな雑誌等で取り上げられていた注目の作品だ。


ゴバディ監督は無許可でゲリラ撮影を遂行。逮捕される危険と戦いながらの撮影だったので、たった3週間以内で全てを撮り終え、完成後はイランから出国して現在はイラクのクルド人自治区に滞在しているとのこと。出演した主役の二人も、撮影終了4時間後にイランを離れた。

実際映画を観て「こりゃ監督も主役もイランで暮らし続けるのは無理だろう。亡命覚悟での決行だったんだ。」というような内容だった。・・・とは言っても、そんな過激な内容っていうワケではない。規制があまりにも厳しいイランだから、上映は不可能だし、だからこそこんな映画が生まれるのだ。

人口の半数以上が大学生以下という、日本とは対照的な若者大国であるイラン。
規制をどんなに厳しくしたって、グローバル化が進む現代社会では海外のカルチャーをシャットアウトすることなんて不可能だ。
エネルギーに満ち満ちた若者たちに、ポップスやロックやハードロックやラップは禁止!なんて、どんなに厳しくしたって無理な話だ。
Persia2

だからみんな網の目をかいくぐりながら、地下室や可能な限り防音させた小部屋や、あるいは牛舎で音楽を演奏する。重低音で思いっきり音を響かせて叫びたいのに、こそこそ練習しなきゃいけないこのジレンマ。でも、困難な状況だからこそ、音楽に対する思いは、とにかく熱いに違いない。

アンダーグラウンドな場所がいろいろあるっていうことは知っていたけど、実際に見たことはなかったので、けっこう衝撃的だった。照明を明るくできないから観客一人一人がロウソクを持って灯りを照らすライブや、街外れの一軒家で開催されるテクノ・パーティ。
若いんだもん、酒を飲むな!男女交際禁止!ロックは聴くな!なんて、キツくすればするほど反抗したくなるもんだよ。

映画の中では、実に様々な音楽が一般テヘラン市民の生活の情景と重なりながら楽しめることができる。ロックやポップス、ラップなど以外にも、伝統的なペルシャ音楽まで多彩なジャンルを聴くことができるので、それだけでも見ごたえ充分。
サントラ盤はコチラ

さらに、それら音楽をバックに映し出される市井の人々の姿。テヘランの街並みやオシャレな若者からホームレスまで、臨場感あふれる活きたテヘランを知ることができる。

あと面白かったのが、主役ミュージシャンたちのパスポートやコンサートの都合を付けるために奔走する便利屋ナデルがうるさくって早口で人間味溢れてる!イラン行った時、こういう男の人いたって感じ!
一般的に、イランの人って男性はやけに調子良くて、いっつも「問題ない、大丈夫!」と言うけど、女性は案外現実を見ていて悲観的・・・というイメージなんだけど、この映画の登場人物もまさにそんな感じだった。


現状を何とか伝えたくて、自分の人生と引き換えにしてまでイランの問題を映像にして表現しよう、という監督の想いは、自由に対するありがたみを忘れてしまった私たち日本人には計り知れないものがある。国の問題ってその人の一生を左右することに繋がる、という事実に気付かされる、とっても意義深い映画だったと思う。

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2010.08.08

ハバナ・ラカタン

Rakatan
『ハバナ・ラカタン』初日公演を観に行ったのに、感想書くの遅くなってしまった。
ネタバレになってしまうので、あまり詳しく知らないまま舞台を観たいという方は読まないで下さい。

ロス・バン・バン来日公演~ラカタンと連続してキューバばっかり体験したせいで、先週からなんだか望郷の念に駆られてちょっと変な気分。

96年か97年頃に一緒にキューバに行った友人と公演を観て、その時知り合ったダンサー、ミサエル・マウレの10数年ぶりの雄姿を観て感激してしまい、当時の写真を引っ張り出して思い出にふけってました・・・

事前にプロモ用DVDとかを観て、ラカタンの内容はだいたい分かっていたんだけど、やっぱり生は違う!本当に良かった。

ダンスとか音楽はやっぱり生に尽きる。映像だとその魅力が何分の一(何十分の一?)かに減ってしまう。

構成は、多種多様なキューバ音楽の歴史を追っていくもので、代表的なダンスはザっと網羅した感じ。

ハバナのマレコンをバックに若い男女のダンスが繰り広げられるシーンで始まる。「キューバの文化は海を渡って港から入って来た」ということを伝えたいようだ。キューバを訪れたことのある人なら、誰しもマレコンの情景を見て特別な想いがこみ上げてくるはず。

次は、「アフリカとヨーロッパの混血性」を強調したいという制作側の意向が感じられた。女性フラメンコダンサーと布切れのような服を身にまとった原始的な黒人たちのダンスとの対比。フラメンコを踊っているのに、その音楽はアフロだったりとちょっと興味深い。
バンド“トゥルキーノ”はソンのグループと認識していたのに、ヨルバやパロなどアフロ系の演奏も素晴らしい。見事なリズム・アンサンブルだった。

荒々しいダンサーたちが長い棒を持って戦いを挑んでいるようなダンス、何だか懐かしい!キューバのフォルクロール系のダンス・ショーでよく観ていた情景を思い出す。同じ人間なのにどうしてこうも違う動きが出来るんだろう・・・と、何だか自分とは別の生き物のように思ってしまうキューバ人の肢体、筋肉、そしてリズム感。

そして舞台は田舎の情景へと変化する。ふわっとしたスカートの女性と田舎の兵隊のような男性たちがグァテーケを繰り広げる。グァテーケとはキューバの農民たちが近所や親せきの皆を集めて開く田舎のパーティ。そこではサパテオ、ドニャ・ホアキーナ、スンバ・アントニオ、カリンガなどといった、キューバでもほとんど観ることのできないダンスが堪能できる。その後はお待ちかねの(!?)チャングイ。キューバの大衆音楽はフィエスタから生まれたということが実感。もちろんソンもそうして生まれた。お馴染み「チャンチャン」で、トゥルキーノの演奏も魅力的!

その後は女性歌手がグァヒーラの歌を熱唱し、舞台は都市へ。田舎の男女が恋に落ちてハバナにやってきた、という物語のようだ。

ハバナの下町の情景。洗濯おばさんがいたり、ピーナッツ売り(manicero)がいたり、若者のケンカがあったり・・・ハバナの街は雑多でうるさくて濃くて汗臭て面白い。この雑多性がハバナの魅力でもあるんだよねぇ。

このシーン後半に出てくる酔っぱらい踊りが最高!ある意味、最も難しいダンスなのかも・・・あんな動き、どんなに頑張っても絶対に真似できない!

・・・ここで休憩・・・

ACT2へ。

舞台は一転してきらびやかなキャバレー。都会のダンスホールで歌えや踊れの黄金時代。マンボ、ボレロ、グァラーチャ・・・華やかで、ある意味キューバのダンスレビューで最も頻繁に取り上げられる内容のシーン。

時代は50年代以降、チャチャチャの大ブーム到来。このチャチャチャの曲、素敵。私もこの時代にキューバに生きていたかった!街中どこもかしこもチャチャチャだらけなんて楽しすぎる。

そしてお待ちかねのルンバへ!キューバ音楽の魅力にはまった人は大抵ルンバが好きなはず(と私は勝手に思ってる)。これぞキューバ音楽の本髄だし、ダンサーの魅力が最大に発揮される場面。ヤンブー、グァグァンコー、コルンビアと、ルンバの要を上手く表現している流れ。トゥルキーノの演奏、ルンバも素晴らしい。

いよいよクライマックスへ。定番曲「パレ・コチェロ」のワクワクする演奏で客席もそわそわし出す。サルサ調やレゲトンっぽいナンバーの演奏でダンサーもハジける!で、最後は観客も総立ち!

うーん、もっとアンコール続いてハジけたかった!まだまだ続きが観たい!というようなあっという間のステージ。トゥルキーノの演奏ももっともっと聴きたかった・・・

キューバ本来の各ジャンルのダンスの動きの上に、かなりコンテンポラリーも加味した振付は新鮮。さすが海外公演を重ねているだけあって、洗練した内容でキューバ音楽をよく知らなくても楽しめる構成になっている。ダンサーの肉体ととんでもない動きに見とれているだけで精一杯な位。

11日は公演前に簡単なキューバ音楽のレクチャーを担当することになりました。ラカタンに関係するジャンルの説明の他、キューバで体験した音楽・ダンス事情などをお話しします。

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2010.08.06

ラテン音楽講座

秋から『ラテン音楽講座(仮題)』なるものを担当することになりました。

5回or3回シリーズで、キューバ音楽の歴史などについて音と映像を交えてお話しします。

秋田ノースアジア大学総合研究センター主催の「シティカレッジ」内の講座です。
まだ後期プログラムは掲載されていないですが、もうすぐココに掲載されるはず。

秋田にお住まいの方でラテンやキューバ音楽にご興味のある方はぜひどうぞ。
・・・とは言ってもタンゴやブラジルなどにはさっぱり疎いので、キューバ中心の話題に尽きてしまうと思うけど。

うーん、内容しっかり考えないと。今から緊張してきた。

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2010.08.05

ついに明日から開催!『ハバナ・ラカタン』in 国際フォーラム

今年のキューバン・イベントの目玉、キューバのダンス&音楽のレビュー『ハバナ・ラカタン』がようやく明日からスタート!
半年前位に来日のことを知って以来、まだかなまだかな~ってすごく待ち遠しかったけど、ついにこの日が来た。

去年来日公演をした『レディ・サルサ』と違って、ステージごとの説明が全くないまま進行していくため、キューバ・ファンの方にとっては「あ、チャチャチャね」とか「グァヒーラだね」とか観てて分かるんだけど、キューバ音楽を知らない方にとっては、何が何だか分からないままに多種多様なダンスが繰り広げられていき、「ま~いろんなダンスがあるのねぇ」という感想が残るだろう。

せっかく立派なステージで貴重なキューバのダンスを堪能できるんだから、ちょっとはキューバ音楽の流れを知ってから見た方がステージもより一層充実して観賞できると思うので、ちょっとだけ内容を・・・(最終的なプログラムを知らないので、だいたいの内容です。実際は変更しているかも知れないのでご了承を。)

ハバナの美しい海岸通り“マレコン”を背景にシーンが始まる。統治者であるスペイン人がもたらしたダンス、フラメンコや、スペイン系農民音楽、グァヒーラ、サパテオなどといった田舎風のダンスが繰り広げられる。もちろんサルサのルーツ音楽、ソンも登場。都会に出て出世を願う若者がハバナに向かう。そこで彼らが体験する音楽がエル・マニセーロ(南京豆売り)のような物売りの歌(プレゴンと言う)や、マンボ、グァラーチャ、チャチャチャ、そして黒人たちの娯楽音楽、ルンバなど。

Rakatan

あ、その前に。
ハバナのシーンの前に、アフリカ系のダンスが入るはず。日本で人気のサンテリアがあればいいんだけど、多分、ここではバントゥー(コンゴ)族による「パロ」だと思う。

そして現代へ。サルサやレゲトンなど、モダンなダンスが繰り広げられてフィナーレへ・・・

Rakatan1_2

キューバ音楽の歴史をパノラマで、ざっと紹介するっていう点はレディ・サルサと似ているけれど、コンテンポラリーやバレエ風な味付けも加えたオリジナリティ溢れる振付は新鮮。

何といってもこのステージの醍醐味は、ピチピチのダンサーたち!キューバ人ダンサーの身体って、どうしてあんなにバラバラに肢体を動かしながらも一体感があって
しなやかなんだろう。キューバ人の肉体を観ていて、いっつも人種の違いってのは避けられない事実だって思う・・・

それからキューバ・ファンの間ではみんな期待していると思うけど、バンドのトゥルキーノがイイんだよねぇ。エル・マニセーロとかグァンタナメーラとか演奏しないで、自分たちのオリジナル曲を演奏して!っていうのが本音なんだけど、彼らのソンは数あるソンのグループの中でもピカ一!何て言ったって、サンティアゴ・デ・クーバのソン!本物です。

事前に私が教えてもらったステージ内容は最終的なものじゃないので、変更があるかもしれないので、私も観てからのお楽しみ!集中して堪能してきま~す。

まだチケット買ってない人はコチラで!
レクチャー付きとかダンスレッスン付きとか特典のあるチケットも!

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2010.08.04

すっかり夏休み気分~ロス・バン・バンで気分は最高潮に

未だ興奮冷めやらず。
Vanvan
昨日は待ちに待ったバンバンの東京公演。
ロス・バン・バンは言うまでもなく、1969年の結成以来、ずうっとキューバ最高峰に君臨し続ける国民バンドだ。
バンバンの音楽を聴かずして、キューバ音楽を語ることはできない、と言っても大げさじゃない。
今回と同じティエンポ・イベロアメリカーノの主催で2006年に来日して以来、4年ぶり。最近めっきりキューバからの来日バンドが減ってしまったから、何だかすごく久しぶりで気合いもいつも以上に入ってた。

年甲斐もなく友だちと前列を陣取り、センターの2,3列目あたりでかぶりつき!最近のヒット曲「アラサンド」で始まり、懐メロ!?の定番曲「Dale dos」「Muevete」など取り入れながら、いつもの調子でズンズン突き進む。ヴォーカルのロベルトンが何度も日本に対する感謝の意を示してくれて、やけに丁寧だったのが面白かった。マジートはやっぱりスゴい。彼のルンバ魂は天性の物だ。マジートに「Ay Dios!Amparame」を歌って欲しかったのに残念。

キューバ人や日本人やドミニカ人やペルー人などのダンサーたちが時々登場して踊ってたんだけど、何よりも楽しかったのがマエストロ・ナルシソ・メディナ。会場前方にいたナルシソをバンバンの人が発見して呼び出してステージに上げたんだけど、大きな肩掛けカバンを身に付けたまま激しいダンスを・・・さすがに途中でカバンを下ろしてたけど、普段着で登場してあんな感じで踊るっていう様がキューバにいるみたいで面白すぎ!
その後、娘のヤジがダンサーとして登場した時にもナルシソがいつの間にかステージ上にいて、満面の笑みで素晴らしいダンスを繰り広げる。ものすごく上手いってのは以前から見て知っていたけれど、あんなに楽しそうに踊っている姿は初めて!キューバ人にとってのロス・バン・バンの存在の偉大さがよく分かった瞬間だった。

やっぱりライブって最高!キューバで毎晩狂ったようにライブを観ていた頃の自分がホントに羨ましい。何て贅沢なことしてたんだろうっていつも思う。

今週金曜日はいよいよハバナ・ラカタン。今度は大好きなソンのグループ、トゥルキーノの演奏が聴けるなんて嬉しすぎの一週間!

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